・名前
 稲田 比呂乃
 [HIRONO INADA]

・性別
 女

・身体的特徴
 頭髪/ダークシアン
 アイカラー/ミッドナイトブルー

・所属  不明→
 覇道鋼造専属ボディガード兼付き人→
 覇道家メイド

・登場作品
 斬魔大聖デモンベイン
 (3話/6話/12話)

・イメージCV
 こおろぎさとみ

●比呂乃と鋼造

 比呂乃がいつ頃覇道鋼造と知り合ったのか正確な時期は全くもって不明だが、鋼造の孫である覇道瑠璃が生まれる前である、というのがもっとも有力な説である。不明というのも鋼造は生前からその行動に謎が多く、その鋼造に仕える者たちの出生も多くが明らかになっていないためである。ただ、鋼造の晩期から覇道家に執事として仕え始めたウィンフィールド(彼もその経歴に多くの謎がある)が鋼造に初めて対面したときには既にその傍らに比呂乃が控えていたといわれることから、比呂乃がかなり古くからの使用人であるかを物語っている。
 比呂乃は鋼造の付き人ということになっていたが、その仕事内容はボディガードとしての側面も強かったようである。そのため、比呂乃は鋼造とともに出歩くことが多く、自然と一緒にいる時間も長かったため、覇道家の中でも鋼造のことをもっともよく知っている人物の一人となっている。
 鋼造は密かに収集しているものがあり(一説によるとそれは魔導書の類いであったともいわれる)、その収集には多くの危険が付きまとっていた。鋼造は老後、その体に力を溜め込むかのようであったといわれる。鋼造には様々な伝説があるが、特殊な力があったかどうかは定かではない。そういった力を使えないもしくは普段はあえて使いたくないという事になれば当然護衛が必要となり、鋼造がその為に選んだ護衛が比呂乃であった。例の物の収集には鋼造本人が出向き自ら収集していたようで、出向いた先、もしくは出向く途中に襲撃されたことも多々あったが、鋼造は一度も戦ったこともなければ怪我をしたことも一度もないという。これは比呂乃の護衛がいかに信頼できるものであったかのかを物語っており、彼女以外の護衛を必要としなかったのもうなずける結果である。

●日本刀ミサンスロゥプ

 比呂乃が持っている日本刀は覇道財閥傘下の武器会社「リーオゥ」の三代目社長 エドワード・ナイフエッジ三世(この名前は自称されているもので本名かどうかは信じがたい)が作ったもので、両刃の日本刀となっている。
 ナイフエッジ三世はかなりの刃物マニアで、引退後は数多くのナイフや剣を作っているが、彼は最期に集大成として両刃の日本刀をつくったのである。この刀は純度の低いヒヒイロカネで出来ているといわれ、また、血糊や脂で斬れなくなる普通の刀と違い、折れない限り永久的に斬れ味を保つことができるという。
 ナイフエッジ三世は人間嫌いのため人付き合いが苦手で、生前、彼が気を許したのは妻のニナと覇道鋼造、そして比呂乃の数名だけであったといわれる。
 彼の死後、例の日本刀が盗まれるという事件が起きた。刀は盗まれてから二週間の間に闇ルートで売買され、その後警察に発見され事件は解決したかに思われたが、盗んだと思われる男をはじめとして売買に関わった人物、19人全員が変死を遂げるという不測の事態が起こった。この事件以後、人間嫌いであった制作者の魂が乗り移ったという噂が一部で流れ、例の日本刀は「Misanthrope(=人間嫌い)」と呼ばれるようになった。
 その後「ミサンスロゥプ」は鋼造の取り計らいで比呂乃の手に渡り、以後比呂乃のもとで活躍することになるのである。

●鋼造の死後

 鋼造の生前から接客などは比呂乃の仕事で、鋼造の死後もその仕事は比呂乃の管轄のままである。
 覇道家に尋ねてくるものの中には覇道家の知人に変装したり、知人を買収または脅すなどして覇道を傷つけようとする者も少なからずいたからである。そういった時、それらを即座に見抜いたり本性を現わした時点で速やかに迎撃もしくは殲滅するためには比呂乃のようなメイドは重宝されたのであろう。
 ちなみに比呂乃は紅茶を入れるのが上手で、瑠璃も比呂乃が入れたものを好んで飲んだという。

●比呂乃が関わった事件

 覇道家はその財力からか事件が比較的起こりやすい財閥で、比呂乃はその立場からその多くの事件に関わっている。比呂乃が関わった事件は大きなものだけで30件前後と言われ警察官でもこの数の大事件を担当する者はそう多くはないだろう。その中でも主な事件を羅列する。

・ドヴォルザーク覇道邸襲撃事件1
 覇道鋼造伝説の一つ「伝説の武道家」を信じて覇道家に正面から乗り込んできて、鋼造の死を信じずに鋼造が出てくるまで帰らないといっていたR.C.ドヴォルザークと闘いを撃退した事件。その後、彼は再び現れ、望んだ比呂乃との決闘の末完敗する。

・廃工場乗っ取り事件
 覇道家の所有する廃工場(もとは薬品会社)を麻薬欲しさに侵入し、そのまま乗っ取り中に残っていた危険薬品で近所を襲撃しているという集団(8人)を警察や世間に知られる前に秘密裏に処理するように言われ、鎮圧した事件。
 こういった事件(警備隊を大々的に動かすことができず、さらに覇道家内部にも知られたくない場合は特殊部隊も動かせない)の場合、比呂乃たち(比呂乃には同じ任務を負った部下が2人、クゥとシルクがいる)が秘密裏に動くことが多い。
 ちなみにこの事件が起きたのはブラックロッジのアンチクロスによる一回目の覇道邸襲撃が行われたのと同日で、比呂乃は瑠璃を護れず危険な目に合わせてしまったことを悔やんだという。

・2回目のブラックロッジ襲来事件
アンチクロスが覇道家の地下基地及び避難施設に襲撃をかけた事件で、比呂乃は避難民の誘導、後半はゾンビから避難民を守り抜いた。

こういった事件のあとも比呂乃は覇道家の影で闘い抜いたのである。
比呂乃 設定画1
斬魔大聖デモンベイン(Nitoroplus)
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